成長期間と完成期間

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成長期間と完成期間

四数完成期間

被造物の成長期間は、蘇生期(蘇生段階)、長成期(長成段階)、完成期(完成段階)の三段階に区分されます。そして、被造物が成長期間の三段階を経ると、第四段階の完成域(神の直接主管圏内)に入るので、成長期間は「四数完成期間」になります。「四数完成期間」を経て完成した実体を「四数完成実体」と呼びます。

DIVINE PRINCIPLE▼

また、堕落前の未完成期のアダムとエバは、成長期間の三段階を経て、第四段階である神の直接主管圏内に入って、初めて四位基台を完成するようになっていた。したがって、彼らが「信仰基台」を立てる成長期間は、四数完成期間にもなる。それゆえに、第二には、未完成期にあった人間始祖は、四数による「信仰基台」を立てて、四位基台を完成し、四数完成実体にならなければならなかったのである。

原理講論「復帰基台摂理時代の代数とその年数の形成」


十数完成期間

被造物の成長期間は三段階ですが、その各段階をさらに三段階に区分すると、合計九段階になります。被造物は、成長期間の九段階を経ると、第十段階の完成域(神の直接主管圏内)に入るので、成長期間は「十数完成期間」になります。「十数完成期間」を経て完成した実体を「十数完成実体」と呼びます。

DIVINE PRINCIPLE▼

我々は前の項で、十数は帰一数であることと、成長期間はこの十数完成期間でもあるということを述べた。ゆえに、人間始祖はこの十数完成期間を、自分自身の責任分担遂行によって通過し、十数完成実体とならなければならなかったのである。

原理講論「復帰基台摂理時代の代数とその年数の形成」


十二数完成期間

成長期間を三段階に区分した場合、四位基台の各位が成長期間の三段階を経るので、成長期間は合計十二数となります。この十二数の成長期間を「十二数完成期間」といいます。そして、十二数完成期間を経て完成した実体を「十二数完成実体」と呼びます。

※ここで、上記の四数完成期間や十数完成期間のように、第四段階(完成域/神の直接主管圏)まで含めると、合計十六数となりますが、ここでは、あくまでも「成長期間」の三段階に着目しています。つまり、第一段階~第三段階の成長期間(発展過程)のみに着目し、完成した第四段階の四位基台を含めないため、「十二数完成期間」となっています。ただし、下記のように「四十数完成期間」を考えるときには、完成域(神の直接主管圏)まで考慮します。

DIVINE PRINCIPLE▼

未完成期にあったアダムとエバも、四位基台造成により存在したのである。この四位基台は、その各位で各々成長期間の三段階を経て、合計十二数の数理的な成長期間を完成し、十二対象目的をつくるようになるのである。したがって、アダムが、「信仰基台」を立てるべきであった成長期間は、すなわち、十二数完成期間である。それゆえに、第一には、未完成期にあった人間始祖は、十二数による「信仰基台」を立てて、十二対象目的を完成することによって、十二数完成実体とならなければならなかったのである。

原理講論「復帰基台摂理時代の代数とその年数の形成」


四十数完成期間

成長期間を九段階に区分した場合、九段階を経ると、第十段階の完成域(神の直接主管圏内)に入ります。四位基台の各位が成長期間の九段階を経て、第十段階に入るので、合計四十数となります。この期間を「四十数完成期間」といいます。そして、四十数完成期間を経て完成した実体を「四十数完成実体」と呼びます。

DIVINE PRINCIPLE▼

成長期間三段階の各期間が、再び、各々三段階に区分されれば、九段階になる。九数の原理的根拠はここにある。ところが、神の無形の二性性相の数理的展開により、その実体対象に分立された被造物は、成長期間の九段階を経て、第十段階である神の直接主管圏に入り、神と一体となるとき、初めて創造目的を完成するようになる。それゆえに、我々は、十数を帰一数と称する。


アダムとエバを中心とする四位基台は、その各位が、各々成長期間の十段階を経て、合計四十数の数理的な成長期間を完成することによって、四十数完成実体基台となるのである。ゆえに成長期間は四十数完成期間ともなるのである。


ゆえに、第四には、堕落前の未完成期にあった人間始祖は、四十数による「信仰基台」を立てて、創造目的を完成することにより、四十数完成実体とならなければならなかったのである。

原理講論「復帰基台摂理時代の代数とその年数の形成」


七数完成期間/二十一数完成期間

天地創造の全期間は七日になっています。そのため、創造の全期間を、一つの期間として見るときには、七数完成期間となります。成長期間の三つの期間を、それぞれ一つの完成期間として見れば、それぞれ「七数完成期間」になります。すると、全成長期間は、「二十一数完成期間」になります。

「七数完成期間」を経て完成した実体を「七数完成実体(※)」と呼び、「二十一数完成期間」を経て完成した実体を「二十一数完成実体」と呼びます。

※七数完成実体…原理講論では「七数完成の実体」と表現されています。

DIVINE PRINCIPLE▼

創造の全期間を、一つの期間として見るときには、七数完成期間となるので、いかなるものでも、完成される一つの期間を七数完成期間として見ることができる。それゆえに、成長期間を形成する三つの期間を、各々、蘇生段階が完成される一つの期間、長成段階が完成される一つの期間、完成段階が完成される一つの期間として見れば、これらの期間もやはり、各々七数完成期間になるので、全成長期間は、合わせて二十一数の完成期間であるということが分かるのである。


成長期間は、二十一数完成期間にもなる。ゆえに、第三には、未完成期にあった人間始祖は、二十一数による「信仰基台」を立て、創造目的を完成し、二十一数完成実体とならなければならないのである。

原理講論「復帰基台摂理時代の代数とその年数の形成」


成長期間と完成期間

上記のとおり、着目する期間と成長期間をどのような観点で区分するかによって、数理的な成長期間が決まり、数の完成期間の呼称も異なってきます。次の表はその対応をまとめたものです。

着目する成長期間による数理的完成期間
神の間接主管圏
(成長期間の三段階のうちのひとつ)
 に着目した場合
• 七数完成期間
神の間接主管圏
(成長期間の三段階)
 に着目した場合
• 十二数完成期間
• 二十一数完成期間
神の間接主管圏+神の直接主管圏
(成長期間の三段階+第四段階)
 に着目した場合
• 四数完成期間
神の間接主管圏+神の直接主管圏
(成長期間の九段階+第十段階)
 に着目した場合
• 十数完成期間
• 四十数完成期間

※「神の直接主管圏」に対して、成長期間の三段階(または九段階)を「神の間接主管圏」と呼びます。



〔参考・引用〕
世界基督教統一神霊協会「原理講論」