四数 十二数 四数完成実体 十二数完成実体

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四数と十二数/完成実体

存在の根本は「四数」

原理講論によると「人間始祖は数理的な成長期間を経たのちに、数理的な完成実体となるように創造された」と述べられています。つまり、人間始祖のアダムとエバは、成長のために、数で表される一定の成長期間が必要であったということです。

ところで、この世界(被造世界)に存在するものは、すべて四位基台が造成されて存在しています。四位基台には、四つの位(ポジション)があります。それゆえ「存在=四数」といえます。そして、この四位基台は成長期間を経て、完成されます。成長期間にあったアダムとエバも(未完成の)四位基台造成により存在していました。


十二数と十二数完成実体

成長期間の基本は、三段階(蘇成→長成→完成)です。つまり、存在(四数)が成長期間の三段階を経るので、合計十二数になります。よって、アダムとエバは十二数の成長期間を経なくてはなりませんでした。成長期間を経た後、完成した人間は「完成実体」と呼ばれます。ゆえに、十二数の成長期間を経て完成した人間を「十二数完成実体」と表現します。それゆえ、アダムとエバは「十二数完成実体」とならなければなりませんでした。

十二数と十二数完成実体

十二数と十二数完成実体

DIVINE PRINCIPLE▼

元来堕落前の人間始祖は、いかなる数による「信仰基台」を立て、いかなる数理的な完成実体となるべきであったのだろうか。創造原理によれば、あらゆる存在物を通じて、四位基台を造成しないで存在できるものは一つもない。したがって、未完成期にあったアダムとエバも、四位基台造成により存在したのである。この四位基台は、その各位で各々成長期間の三段階を経て、合計十二数の数理的な成長期間を完成し、十二対象目的をつくるようになるのである。したがって、アダムが、「信仰基台」を立てるべきであった成長期間は、すなわち、十二数完成期間である。それゆえに、第一には、未完成期にあった人間始祖は、十二数による「信仰基台」を立てて、十二対象目的を完成することによって、十二数完成実体とならなければならなかったのである。

原理講論「信仰基台を復帰するための数理的な蕩減期間」


一桁だけだと「そろばん」としては機能しない

かつて、電卓の代わりに「そろばん」が頻繁に使われていました。日本の「そろばん」は1列(桁)に5珠を基本として存在しています。しかし、1列だけでは「そろばん」としては、機能せず未完成です。一般的な「そろばん」は23列(桁)です。つまり、1列(=5数)が23段階(5×23=115数)を経て、「そろばん」として「完成実体」となることができるのです。「そろばん」は「115数完成実体」といえるでしょう。


四数と四数完成実体

成長期間に対して、上記のとおり三段階として見る場合と、四段階として見る場合があります。成長期間を四段階として見た場合、上記の成長の三段階を経て、第四段階に入って完成します。ゆえに、成長期間を「四数」とみなすこともできます。成長期間を四段階として見た場合、アダムとエバは「四数完成実体」とならなければなりませんでした。

※原理講論では、四段階目を「神の直接主管圏」と呼んでいます。

成長の4段階と四数完成実体

成長の4段階と四数完成実体

DIVINE PRINCIPLE▼

また、堕落前の未完成期のアダムとエバは、成長期間の三段階を経て、第四段階である神の直接主管圏内に入って、初めて四位基台を完成するようになっていた。したがって、彼らが「信仰基台」を立てる成長期間は、四数完成期間にもなる。それゆえに、第二には、未完成期にあった人間始祖は、四数による「信仰基台」を立てて、四位基台を完成し、四数完成実体にならなければならなかったのである。

原理講論「摂理歴史の各時代とその年数の形成」



〔参考・引用〕
世界基督教統一神霊協会「原理講論」