世界大戦の内的原因2「サタンが先につくった非原理世界を復帰」

神の三大祝福を成就した型の世界を、サタンが先に非原理的につくってきたので、これを復帰する世界的な蕩減条件を立てるために世界大戦が起こる

サタンが先につくった非原理世界を復帰

世界大戦は、政治、経済、思想などが原因となって起こってきました。しかし、これらはあくまでも外的な原因です。原理講論では、外的な原因に加え、いくつかの内的な原因(本質的な原因)があることが説かれています。


サタンを中心とした非原理世界

神のみ言は絶対であり、神はそれを取り消すことができません。

神の最も重要なみ言は、人間を創造したときの3つの祝福(三大祝福)です。そのうち、第3番目の祝福では、神は人間に「地を従わせよ」と指示されました。つまり、人間に「この世界を支配せよ」と命令されたのです。

※人間が世界を支配することを原理講論では「万物主管」と表現しています。

その後、人間は堕落してしまい、人間の主人は神ではなく、サタンになってしまいました。神は絶対的なお方なので、祝福を取り消すことができません。人間に「世界を支配せよ」と命令した以上、たとえサタンを中心とした世界(=非原理世界)であっても、人間が世界を築いていくことを認めざるを得ないのです。

神は人間を創造なさり、このような祝福をされたので、その人間が堕落したからといって、この祝福を破棄することはできない。それゆえに、堕落した人間がサタンを中心として、その祝福された型の非原理世界を先につくっていくのを神は許さないわけにはいかないのである。

原理講論「メシヤ再降臨準備時代」

原理講論では「神はそのあとを追いながらこの世界を天の側に復帰する摂理をなされてきた」と説かれています。つまり、サタンが先に世界をつくり、神がそのサタン世界を打って、聖別し、それを神の側に戻していく(復帰する)摂理をなされてきたということです。

※神は一時的に非原理世界の存在を認めざるを得なくとも、親なる存在なので、その子をサタンを中心とした世界にいつまでも置いておくことはできないのです。いわば監禁された子を親である神が取り戻し、本来の世界に住まわそうとされているのです。

DIVINE PRINCIPLE ▼
人類歴史の終末においては、神が地上天国を復帰される前に、サタンを中心とする、それと同じ型の非原理世界が、先につくられるようになっているのである。

原理講論「摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代」

DIVINE PRINCIPLE ▼
神は、元来、人間始祖を創造されて、彼に世界を主管せよと祝福されたので(創一・28)、サタンが堕落した人間を中心として先にこの祝福を完成した型の非原理世界をつくっていくのを許さなければならなかった。その反面、神は復帰摂理によってそのあとについていきながら、それを天の側へ奪ってくる摂理をしてこられた

原理講論「メシヤ再降臨準備時代」

人間始祖が堕落することによって、元来神が成し遂げようとしてきた原理世界を、サタンが先立って原理型の非原理世界を成し遂げてきたのであり、神はそのあとをついていかれながら、サタン主管下のこの非原理世界を奪い、善の版図を広めることによって、次第に原理世界を復帰する摂理をしてこられたのである。

原理講論「メシヤ再降臨準備時代」


世界大戦が起こる理由

ところで、サタンを中心とした非原理世界は、いうまでもなく、神が創造するはずであった本来の世界ではありません。神は絶対であり、天地創造も絶対でなければならないので、いつかはこの世界がサタンから神に戻され、神の理想の世界(神の国)が築かれることになります。

その理想世界には、サタンを中心とした非原理世界を存在させることはできません。神は絶対的なお方であり、完全なお方だからです。そのためサタンを中心とした非原理世界を滅亡させなければなりません。ここで、滅亡というのは、サタン側が神側に屈服し、融合され、神を中心とした世界に統一するということです。そのため戦争が起こるのです。

ところで、原理講論では「三段階」の原則が一貫して説かれています。すなわち、何かが完成するには、蘇生段階、長成段階、完成段階の三段階を経る必要があるということです。サタンによる非原理世界も3回にわたり現れてくるので、世界大戦においても、非原理世界を蘇生、長成、完成の三段階にわたって打って、屈服(=神側に復帰)させる必要があるのです。それゆえ、三次にわたる世界大戦が起こらざるを得ないのです。

人類歴史の終末には、サタンを中心とする個性の完成、サタンを中心とする子女の繁殖、サタンを中心とする被造世界の主管など、三大祝福完成型の非原理世界をつくるようになる。ゆえに神の三大祝福を復帰する世界的な蕩減条件を立てるためには、サタンを中心とするこのような三大祝福完成型の非原理世界を、蘇生、長成、完成の三段階にわたって打つ三次の世界大戦が起こらざるを得ないのである。

原理講論「メシヤ再降臨準備時代」


理性による世界統一

サタン世界を神側に復帰する方法としては、武器でサタン側を屈伏させて統一する道と武器による外的な戦いをしないで全面的に理念による内的な戦いで、サタン世界を屈伏させて統一する道があります。

第一次世界大戦、第二次世界大戦ともに武器による道でサタン側を屈服させてきました。しかし、人間は理性的な存在なので、結局は、理性で屈伏し、理性によって一つになるのでなければ、完全な一つの世界となることはできないのです。

DIVINE PRINCIPLE ▼
第一は、武器でサタン側を屈伏させて統一する道である。しかし、統一されたのちにきたるべき理想世界は、全人類が共に喜ぶ世界でなければならないので、この世界は、敵を武器で外的に屈伏させるだけでは決して実現できない。ゆえに、彼らを再び内的にも屈伏させて衷心から喜べるようにしなければならない。そのためには、人間の本性的な欲求を満足させる完全無欠な理念がなくてはならないのである。またこの戦いの第二の道は、武器による外的な戦いをしないで全面的に理念による内的な戦いで、直ちにサタン世界を屈伏させて統一する道である。人間は理性的な存在であるから、結局理性で屈伏し、理性によって一つになるのでなければ、完全な一つの世界となることはできないのである。この二つの戦いの中で、いずれの道によって一つの理想世界が成し遂げられるかは人間の責任分担の遂行いかんによって決定される問題である。

原理講論(後編):第五章 メシヤ再降臨準備時代


〔参考・引用〕
世界平和統一家庭連合「原理講論」