信仰基台と実体基台

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信仰基台と実体基台

信仰基台と実体基台

神が人間に命令する内容、つまり蕩減条件は2つあります。まずは、「私の主人はあなた(神)です」ということを行為で示すこと。これは神への信仰の意志を表すことであるため「信仰基台」と呼ばれます。復帰摂理の初期の段階での信仰基台は、神へ「供えもの」をすることでした。

もう一つは、「実体基台」とよばれる蕩減条件です。人間を天使長と同じ立場に立たせ、天使長と同じ心情にして、それを克服させる摂理です。そして、天使長と同じ過ちを繰り返さなかったということを人間に行為で示させようとされたのです。

これが成功すれば、神はサタンに対して「私の子はお前と同じような行動はしなかったではないか、人間は私の子である」と主張できるのです。


アダムの家庭における蕩減条件

神は、アダムとエバの長男カインと次男アベルに、神のみ意にかなうように供えものをさせました。人間は神の命令を無視して、サタンの言葉を信じて、堕落してしまいました。そこで、神は人間に神の言葉を信じさせ、供えものをさせるという行為を命令したのです。長男カインと次男アベルは、2人とも神を信じて供えものをしました。これが信仰基台であり、成功しました。

同時に、実体基台を築くために、カインを天使長と同じ立場に立たせます。神はアベルの供えものは、受け入れて、カインの供え物は無視されたのです。つまり、見かけ上、神はアベルを愛し、カインを愛していないような立場に立たせたのです。当然ながら、カインは天使長と同じように、嫉妬します。カインはその気持ちを抑えて、見かけ上、神により愛されているアベルを愛することで蕩減条件(実体基台)が成立します。つまり、「神が愛するものを愛する」ということ。天使長ルーシェルは、神が最も愛する人間を愛せずに、嫉妬してしまい、それが憎しみに変って、神に反逆するようになり、人間をそそのかし、人間を所有してしまったからです。

天使長がエバをそそのかして、神から「食べたら死ぬであろう」という木の実を食べさせてしまった(※)ように、天使長と同じ立場に立たされたカインは、アベルを殺害してしまいます。これにより、アダムの家庭における救いの摂理は失敗に終わります。

※旧約聖書では、神の所有(主管)にあるのではなく、サタンの所有(主管)になってしまったことを象徴的に「死」と表現してします。