ヤコブの結婚と子供たち

 トップページ旧約の時代 → ヤコブの路程 → 結婚と子供たち
こちらの記事は「前の記事からの続き」です
 

ヤコブの結婚と子供たち

ラバンとの出会い

ヤコブは無事に叔父のラバンと出会います。そして、自分はラバンの親戚(ラバンの甥)であることやカナンでの出来事などをすると、喜んで受け入れてもらえました。

Jacob's First Sight of Rachel/ラケルとの出会い<br />Hamilton William/Bartolozzi Francesco

Jacob's First Sight of Rachel/ラケルとの出会い
Hamilton William/Bartolozzi Francesco

ラバンのもとで、ヤコブは、懸命に働きます。1ヶ月ほど過ぎたある日のこと、ラバンはヤコブに言います。「いくら甥だからって、ただで働くことはない。給料はどのくらいほしいかね。」
するとヤコブは「もしラケルを妻にいただけるなら、7年間ただで働きます。」

ラバンはこれを承知します。いわゆる「婚資」です。

※婚資…花婿または花婿の親族が、花嫁の親族に対して贈る財産のこと。古代オリエント社会における、嫁とりのための労働は、嫁に対する代償であり、今で言う「婚資」と呼ばれる贈与行為に相当します。

ラバンと掛け合うヤコブ/Charles Foster<br />Illustrators of the 1897 Bible Pictures

ラバンと掛け合うヤコブ/Charles Foster
Illustrators of the 1897 Bible Pictures


ヤコブの結婚

そして、7年の歳月が経ち、婚礼が行われます。そして、最初の夜、ラバンに連れられてきた妻をヤコブは喜んで迎えます。しかし、夜が開けそめる頃、ヤコブは大変なことに気が付きます。ヤコブのかたわらにいるのはラケルではなく、姉のレアだったのです。

ヤコブはラバンに言います。「なぜ、私を騙したのですか。私が7年も働いたのは、ラケルのためではありませんか。」

ラバンは、答えます。「この地方では、姉よりも先に妹が嫁ぐようなことはしない。ラケルと結婚したいなら、とにかく一週間の婚礼をすませなさい。そうすれば、妹の方もお前に嫁がせよう。ただし、あと7年間働いてくれ。」ヤコブは渋々承知します。


ヤコブの子供たち

その後、ヤコブは正式にラケルを妻として迎えることができました。しかし、厄介な問題が起きました。レアは次々と子どもを生みましたが、ラケルは、さっぱり子宝に恵まれないのです。

ラケルは悩んだ末、女奴隷のビルハをヤコブの側妻として、子ども生ませました。ビルハが生んだ子どもは2人。レアも4人子どもを生むと、その後は子どもが生まれなくなったので、同じように女奴隷のジルパをヤコブの側妻として、代わりに子どもを生ませました。ジルパは2人の子どもを生みます。

しかし、その後、またレアが子どもを3人生みます。結局、合計11人。10人の男の子と1人の女の子が生まれました。そして、最後には、ついにラケルにも男の子が2人生まれ、13人の子どもを持つ大家族となりました。

※後に、ヤコブは神の祝福を受けイスラエルと改名。ヤコブの息子たちが、イスラエル12部族の祖となります。そして、神がアブラハム、イサク、ヤコブに約束したとおり、子孫は海辺の砂の数のように、あるいは、星の数のように増えます。



〔参考・引用〕
日本聖書教会「旧約聖書(新共同訳/口語訳)」/新日本聖書刊行会「新改訳聖書第三版」/WIKIMEDIA COMMONS